菊花茶と目のアンチエイジング

2020/05/14

 

気温が上がってくると、タイを旅した時気に入ってよく飲んだ甘くて冷たい菊花茶が恋しくなります。
菊花は生薬としての歴史も古く、日本では重用の節句(9月9日)に菊を食べる風習がありますね。

菊花茶の薬効を改めて調べてみると、抗菌、抗酸化、鎮静、解毒作用とキク科のハーブらしい力に加え、特に目に関する効果に心惹かれます。

これは漢方では「明目」と呼ばれ、目のかすみ、視力の低下、疲れ目、目の充血、目の乾きやかゆみなど、眼精疲労その他目のトラブル全般に効果を発揮するのは、菊独特の香り成分“クサンテノン”と豊富なビタミンAによる働きです。

そしてさらに魅力的なのは、目のアンチエイジングに働く力です。
そもそも目の老化とはどういう状態なのでしょう?
原因のひとつに、年齢とともに眼球でレンズの役割を果たしているたんぱく質の“糖化”が進んでしまうということがあります。
糖化とは、AEGsという老化促進物質が大量に発生し、たんぱく質が変性・劣化を起こす状態のことです。
AGEsは一度できると分解されにくく、血液中の糖の濃度が上がるほど糖化が進んで老化に歯止めがかからなくなってしまいます。

そこで菊花茶が登場するわけですが、菊花に含まれるフラボノイド類が、2種類のAGEsの生成を阻害することが実験で証明されているそうです。

小花を摘み取って乾燥した状態で売られていますので、5〜10個をカップに入れお湯を注ぎ水中花のように開く花を愛でながら、足し湯をして2〜3杯の菊花茶をゆっくり楽しむ他、暑くなるこれからの季節には、冒頭にも紹介したように好みのお砂糖で少し甘みをつけ、ぜひとも冷やして。
私にとっては、そのひと口で熱帯アジアにトリップできる魔法のひとつです。